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2017/10/23

【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな!!!の裏側】ブログ版

2017/09/07にフェイスブックで投稿した内容をそのまま転載します。

少し長くてくさくて青いですが、体重ののった文だなと思います。

最後までお付き合いください。

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【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな!!!の裏側】
※長文注意※
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先日投稿した【映画撮ろうぜ!!!地産地消でな!!!ってのはどうでしょう?】の記事が思った以上の反響があり、大変心強い限りです。

ただ今、プロジェクトの骨組みを作っている最中です。

どうぞ、飽きずにお付き合いください。

【役者の地産地消】

なぜ僕がこんなことを言い出したか。

多分、俳優さんや監督さん、プロデューサーさんや技術さんとか、いわゆる『業界の内部の方』は周知の事実だとは思うのですが、今回は『業界の人じゃない方々』という外の方々も含めた『内外』に向けて【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな!!!の裏側】と題してお話しをさせて下さい。

それは今後、僕ら地方の芸能人がより良い芸能活動をしていく上で【地域の方々の理解と協力】を大いに得なくてはならないと思ったからです。

少し長い話になるりますが、良かったら最後までお付き合いください。

僕らいわゆる、東京も地方も含めた芸能人・芸能界みたいなものを、少し分かりやすいように、僕なりに【野球】に例えるなら・・・

全国ロードショーされる映画や、テレビで放送されるドラマなどが(※以下映像作品)【プロ野球】とします。

そこでキャスティングされる俳優は【プロ野球選手】って事ですね。
(その俳優って言うのは東京で活躍する方が大多数だと思います。)

もちろん【プロ野球】の中でも、スタメンに入れる選手やベンチの選手、2軍の選手だっているでしょう。

そしてその東京という激しい競争の中勝ち抜いた(売れた)彼らは絶大な人気を持ちます。

彼らはバンバンお客を呼びます。なんせスターですから。

それは本人の才能や輝きもあると思いますが、事務所やテレビ局もスターを欲し、それを育てようとします。

スターを育てることで、その周りの人たちがお金を稼いでいるからです。
(これはお金を稼ぐことを非難している訳では全くありません。仕組みの話です。)

そうやって東京を中心とした【球界=芸能界】は動いているんだと思います。

「ちょ!まぁてよぉ!」とキムタクばりに、色んな意見があるかも知れませんが、多分これが大まかな仕組みだと、僕は思っています。


かたや、僕らの住む【地方】は・・・


東京を中心に作られる映像作品の数と、地方で作られるそれの数は大きな差があります。
年に1、2度あるかないかの地方発信型の映像作品は【草野球】辺りでしょうか。
(※これは決して地方発の映像作品を馬鹿にしている訳ではありません、規模の例えだと思って下さい。)

で、僕ら地方俳優は【草野球】を楽しむ【商店街のおじさん】です。

そしてここからが問題です。

【商店街のおじさん】は年に1、2度の【草野球】の試合をめちゃくちゃ心待ちにしています。

ですが【商店街のおじさん】は、なかなかスタメンに入ることが出来ません。
なぜかって?

それは、東京からきた【プロ野球選手】がスタメンを務める事がほとんどだからです。
【草野球】だってお金や数字が絡んできます。

なんの人気もない【商店街のおじさん】にスタメンをはらせたら、そりゃお金も数字も動きませんよ。

だって想像してくださいよ。

草野球にイチローとか来たら、みんな喜んでみるでしょ?

それと同じ現象が【地域発ドラマのメインキャストの多くが、東京からの有名俳優で埋まってしまう】というものです。
(もちろんこれは全てにおいての話ではありませんが、僕が20年近く福岡で俳優をしてきて感じた実感や現実です。)

だから僕ら【商店街のおじさん】はスタメンに入ることすら出来ず、ずっとベンチから(そのベンチにすら入れない人も沢山います)キラキラ輝くナインの活躍を「いいなぁ…俺らもやりたいなぁ…」と思いながら見続けているという事です。

これが、僕ら地方俳優の【今】ではないかと思います。

僕はですね、ただ野球がしたいだけなんです。

草野球でかまわないから。

全国各地の地方の僕の様な【商店街のおじさんたち】は、バットを握って素振りをしてるんです。

試合したいが為に練習してるんです。

でもナインに入る事は叶わない。

そういう仕組みではないから。

じゃあ、どうしたらいいのか。

これははっきりいえます。

商業ベースから始まると、僕ら【商店街のおじさん】の居場所は、この先ずっと無いままです。

商業ベースが始点の東京・地方の映像作品では、僕らが4番に立つ事は現実的に、いつまでたってもないんです。
(これは決して商業ベースの映像作品を批判しているわけじゃありません。僕だってプロ野球で活躍したいんです。ですがこれは、仕組みとして仕方の無いことなんです。)

だって僕らはスターじゃないんだから。

そして、これはもう一つの大きな問題ですが、実は、地方の誰もが地方のスターを育てようとしていないんです。
(もちろん個人レベルでは育てようとしてる人は居ると思います。でも、それはその人材が東京へ流出する前提があるんじゃないでしょうか?【わが地方を拠点】に大活躍するスターを育てようとしている人は、僕はあまり存じませんし、それは現実的ではないと思います。)

少し話はそれましたが、だからですね、はっきり言うと【お金を大前提】とすると、僕ら地方役者は役立たずです。使われません。メインでは。きっと。ずっと。(あったとしても続きません。単発です)

じゃあ、メインでやりたければ何からはじめるか。

これは単純です。

いったん【お金の事】は忘れて、自分達で映像作品を創りましょう。

「え?う~ん」ってなるけど、そこから始めませんか?

「楽しいか。楽しめるか。面白いか。」

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東京か地方か、有名か無名か、の壁を凌駕するのは「おもしろいかどうか」だけだと思います。
面白ければ商業的にもうまくいくはずです。
役者さんたちも待つだけではチャンスはそんなにないでしょうから、プロデュースに参加したり、海外との本当に強い繋がりを作りに行ったり、
宣伝もSNSで指先ひとつでやるのではなく、
どうすればたくさんの人に見てもらえるか考え行動したら良いと思います。
地方でやり続けることの面白さって、役者なのにそんなことまでして全身全霊まみれることができることだと思います。
もちろん楽しみながらね!
(これは福岡を拠点に世界で活躍する江口カン監督が先述の記事に書き込んで頂いた言葉です。僕もとても共感します。)
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「面白い映像作品を創ろう」

「カメラの前で演じる事を楽しもう」

「出来上がった作品をみんなで観よう」

ただただ、単純にそこからやりませんか?

だってもう、僕らが期待している【草野球のグランド】には、実は僕らの望む場所はないんですから。

だからですね、僕が【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!ってのはどうでしょう?】の記事で言いたかった事は、

もういっそのこと、

【別のグランド作って、そこで野球やろうぜ】

って話なんです。

「いやいや、現実的にお金がかかるだろ。どうすんだよそのお金?」

「グランド借りるのに金かかるし、グラブもバットもユニフォームだってただじゃないよ?」

っていう言葉が聞こえてきそうです(泣)

だからですね、すごく自分勝手な言い分なんですけど、、、

地方に住まう皆さん、そういったものは、僕らにください。
(グランド=ロケーション バッド=撮影機材 ユニフォーム=衣装)

ごめんなさい、ください。

『面白い試合』をしますから。

『面白い作品』を創りますから。



(いや、もちろんできる限りでいいです。無理にとは言いません、、、が、、、実はこの『面白い作品創るから、なんか頂戴』って『今度舞台やるから、お金払ってチケット予約して〜!』とほぼ同じ意味合いを持つんではないでしょうか。)



僕ら地方で生きてる地方役者を応援してください。

ロケーションやスポンサーなど、そして何より、

「うちの地元にはこんな俳優が、こんな監督がおるんばい!」って想いを下さい。

現段階では、僕らは東京のスターと比べると、はっきりと見劣りするかもしれません。

ですが、僕らはあなた方と同じご飯を食べ、

あなた方と同じ空を眺め、

あなた方と同じ季節を感じ、

あなた方の隣で、あなたの愛する地方で

上を向こうと頑張っています。


僕ら俳優はお客さんがいてこその存在です。

応援してくれるお客さんがいてくれたら、もっと、もっと頑張れます。

そして、あなた方の応援が色んなことが変えてくれるんです。
(草野球と思っていたものがプロ野球より盛り上がる事だってあるかもしれません。よさこい祭りなんかが良いモデルケースではないでしょうか。確か最初は大学生数名から始めたものみたいですね。)


本当に自分勝手な言い分でごめんなさい。


お金ない、人気ない、頭悪い、無い無い尽くしの僕にはもう、情熱でしかものが言えません。


どうか、どうかよろしくお願いします。



そして、今、地方で頑張っている、

夢を追いかけている【商店街のおじさん達】


『夢に疲れ、辞めていったあいつ。夢を見る、これからの後輩。東京で夢叶えられなったあいつ。』

そんなやつらの為にも、もちろん自分たちの為にも

辞める心配のない環境を、

安心して辞められる環境を、

もう一度夢をみられる環境を、

懸命にやってる奴なら『いつでも草野球出来るグランド』を作っていきませんか。

それが出来るのは今を足掻いているあなたしかいないと思います。

そんなプロジェクトチームをつくっていきたいと思っています。

ちょっとくさくなったけど、どうかよろしくお願いします。



さあ、みんな!


野球やろうぜ!ちがう!


『映画撮ろうぜ!』


俺らがナインで!ちがう!


『俺らがメインで!』


どうか、想いが届きますよう。


鶴賀皇史朗







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あ、あと今回芸能界を野球に例えましたが、僕は野球の事は実はあまりわかりません。なので野球の話をされても「あ、あー、そうですかぁ、、、」ってなりますのでご了承下さい。
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【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!ってのはどうでしょう?】のリンクです。よかったらこちらも併せて読んでいただけると嬉しいです★
↓↓↓↓↓
https://www.facebook.com/koushirou.tsuruga/posts/1517030885082335

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以上がフェイスブックで投稿した内容です。

興味を持っていただけた方は下のリンクからFBページに飛べます。

お気軽に覗いてください。


【Chain】・・・繋がっていきましょう。



【Film Chain Project】

【Film Chain Project】フェイスブックページ
https://www.facebook.com/filmchainproject/



2017/10/13

【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!ってのはどうでしょう?】ブログ版

変なタイトルでしょ?

最近、Facebookでこんな事をしています。

本来ならブログで更新した方が良かったのですが、Facebookの方がリアクションが分かりやすかったのでこんな形に。

この映画のプロジェクト、もう動き出しております。

プロジェクト名は

【Film Chain Project】





【Film Chain Project】フェイスブックページ
https://www.facebook.com/filmchainproject/




直訳で、映像連鎖計画とでもいいましょうか。

食物連鎖food Chainから連想して名付けられました。

どんな計画かって?話すととても長くなりますが、めっちゃ要約すると

「映画づくりをより身近に、そして僕らが主役で」

ってプロジェクトですね。

とりあえず、Facebookの記事をそのままのせます。

記事に対するリアクションやコメントが気になる方は、Facebookで僕を見つけて下さい。

では!


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【最近の考え事】

僕ら【地方俳優にとっての映画・ドラマ・映像作品】について。

●地方発とか言いながらも殆んどが東京の役者でメインが固められて、シクシク。みたいな。(※お金の事・数字の事も分かります。)
●たまに入ってくる大きな映画の情報もエキストラばかりじゃん。シクシク。みたいな。
●いや~最近は流れが変わってきてるよ?ムーブメントおこるんじゃね?って僕が役者始めたふた昔前から言ってるじゃん。何にも起こってねーよ。シクシク。みたいな。
(※もちろん全ての現場でそうじゃ無いですよ。ちゃんとキャスティングしてくれる監督も現場も少ないけどあります。※)

元々映画に出たくて地元のプロダクションに入ったけど、現場が無くて、でも演技はしたいから、舞台をしつつ情報を待つ。みたいな人ってかなりいますよね。(僕なんかもどちらかと言うとそのくちです)

【役に大小はない。役者の大小があるのだ。】

なんて事は分かってますが、僕は声を大にして言いたい。

「あ~あ!映画の主役をやりたいな!!!福岡に住んでるけどね!!!」

僕みたいに感じてる役者さんって多いんじゃないでしょうか。

僕ら役者は基本待ち仕事な部分が多いのですが、もういい加減待ちくたびれました。

「市民」が楽しむ「市民劇団」があるんだから
「市民映画」があっていいじゃないか。

もういい加減、僕ら地方俳優も【地産地消】して欲しい。

地元の俳優もイキいいのが結構いやすぜ?

それに俳優以外にも結構いるんじゃないかな、

「昔、俳優を目指してたけど、諦めて今は八百屋さ!」

みたいなおじさん。

「市民映画」だからそんな人もどんどん引っ張り出せばいい。

どきどきするなあ。

そんなおじさんが映画にでて、その子供が
「とうちゃん!映画でめっちゃしゃべってる!」
「まあ、たまにはな!」
「とうちゃん、かっこいい!」みたいな。

そんなことを最近考えています。

もっと気軽に映画を撮れたらいいのにな。

「バンドやろうぜ!」の放課後ノリ的な感じで
「映画撮ろうぜ!」みたいな。

もっと「映像作り」をニアにできたらなぁと。

地方にちっちゃなハリウッドみたいなのができたらなぁと。

なにガキみたいなこと言ってんだと思われるかも知れませんが、やはり思うことは思ってしまうので。。。

福岡の役者さんで映画作りに詳しい方っていますか?
僕と「映画撮ろうぜ!」みたいな事について、なんと言うか、悪巧み?いや、悪じゃないけど、たくらみませんか?

いや、役者さんじゃなくても、もちろん監督さんとかでもいいんですが、僕も役者なのでシンパシーが感じれるかと。
(※この文章自体も「地方役者目線」で書いてますので。)
いや、監督さんとかノってくれるとそれはそれは本当心強いです。

いかがでしょう。








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追記①

コメントやメッセージやメールで「役者だけじゃなくて、他にも関わりたい人いると思うよ」といくつもご指摘頂きました。

もう、本当にありがたい限りです。

ですので、役者に限らず多くの「映画や映像を愛する人」と色んなこと出来たらな、と思います。

よろしくお願いしますm(_ _)m

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追記②
【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でよ‼︎!ってのはどうでしょう?の会(仮)について】

沢山の書き込みやシェア、ありがとうございます!

皆さまのお言葉、大変勇気付けられます!

ただ、そんな中こんな中

「結局、ちみはどうしたいんだい?これからどうすんの?」って大問題があるので、(すみません、考えなしに走りだす癖がありまして)

まず、賛同してくれる方々や、映画作りに詳しい方に相談して、この集まり?会?の【モットー・ルールづくり】(お金の問題とか事務所の問題とか色々ありますので)をして、それからフェイスブックページを作ろうと思います。

そして、そこで色んな企画を立てて行けたらなぁと、思っております。

ページが出来ましたらシェア・いいね!して下さいました皆様をご招待致しますので、今しばらくお待ちください★

出来れば多くの方に認知してもらい、力を貸して頂きたいので、準備している間にも、情報のシェアをして頂けると大変大変嬉しいです!

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追記③

【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!の裏側】という記事も書きました。

なぜ地方役者である僕がこんな事を言い出したのかが、お分り頂けると思います。

よろしければご一読よろしくお願いします。

【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!の裏側】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.facebook.com/koushirou.tsuruga/posts/1518758104909613

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
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以上が、Facebookで投稿した一番最初の記事です。




次の記事

【映画撮ろうぜ‼︎!地産地消でな‼︎!の裏側】

に続きます。
















2017/02/25

出演情報 CV 「くろぶたどん」?!

昨日は、NHK鹿児島
地域特番72分スペシャル


「かごしまの宝 “食”が変われば ミライが変わる!」


のCVの収録でした★



僕が演じるのはオリジナルキャラクターの「くろぶたどん」!!!



(ぶたを演じたのは初めてw台本では「ぶた」の二文字で進行w)



NHKアナウンサーの内美登志さん扮する「カンパチ先生」と番組を盛り上げます!



内さんとの掛け合いの収録はとても楽しかったです★



鹿児島の食の未来について、語り合う72分!



放送は



3/3(金)19:30〜20:45
NHK総合(鹿児島県域)「かごしまの宝“食”が変われば ミライが変わる!」



鹿児島県域の皆様、ぜひご覧ください~★





2017/02/22

安定の味 まとめ編

【安定の味 2017 冬のおもひで 後編】

からの続き



というわけで、

まさかの【豚骨→コンソメ】の驚きの味を体験したわけですが、

ここで色々思うことが。



【安定の味 2017 冬のおもひで 前編】でも言ったのですが

普通に美味いってのは本当に大事ですね。


「普通に美味い」

「いつも同じ味」


う~ん、とても大事。

これって僕の仕事でもある「芸事」にも通ずるなと。



僕は幼少の頃から和太鼓をやっているのですが、

美しい撥さばきってやっぱり


「撥が同じところを通る。」

「同じところで止まる。」


これに尽きると思うんです。



何度も同じところを撥(または腕・身体)が通ることで

点の感覚から線の感覚になる。

線は面になるし、面ができれば球になる。

止まることが出来れば画になれる。

球(立体の動き)と画(立体の静止)が出来ればそれはもう無敵。



でもそれをなす為には、何度も何度も繰り返し稽古を積まなきゃいけない。

何度も繰り返して出来上がったものには理が宿ります。

この理がおいしい。美しい。

「いつも同じ味」ってのは「熟練の至高の味」なんです。



歌舞伎だったかな?


型が無いのは「かたなし」

型があってあえてはずすのが「かたはずし」

全ては型があってから。


みたいな粋な言葉を聞いたことがあります。(うろおぼえだけど)



もちろん挑戦や進化、創意工夫ってのはとても大事な事です。

これが無いと腐っちゃうからね。

あれと一緒ですよ、ぬかどこ。

毎日新しい空気を入れる。

いつも創意工夫を怠らない。

でもやっぱり型(基本)からはずれちゃ、もう何がなんだか。

ぬかどこにいきなり砂糖どばどばいれたら、ね?



ぬかどこって何の話よ。



「安定の味」

「いつもの味」ってのは



そんな風に「狭く」

しかし「深く」

そして「新鮮に」

造られるものだと思います。



ワンパターン大いに結構じゃないですか。

ワンパターンって事は、熟練度半端ないって事ですよ。



それを何があったか大将、理(おいしい)を捨ててからに。

ぷんぷんですよ。

あ~、美味しかったのになぁ・・・

あ~、熟練の味が食べたいぜ。



腰すえていこうぜ、大将。

「普通にうまい」を食わせてくれよ。



俺も腰すえて「いつもの味」を探すから。

毎日ぬかどこに手を入れるように。





ぬかどことかやったことねえけど。





安定の味シリーズ

おしまい





2017/02/17

安定の味 2017 冬のおもひで 後編

【安定の味 2017 冬のおもひで 前編】

からの続き



大将は大将さ!何も変わっちゃいなかった!

それをこのチャーハンが証明してる!

なーんて思ってたら問題のあれが目の前に。

そう。ラーメンだ。


「あ!・・・ない!赤いの・・・ない!」


そう、コチュジャンは入っていなかった。

僕はほっと胸を撫で下ろした。


やはりあの赤いのは、大将の一時の気の迷いだったのかもしれない。



「ちょっとやりたくなったんだよね、大将。

すごく流行ってるもんね。

でもね大将。そんなことしなくてもいいんだよ。

僕は大将の作るこの豚骨スープががが、な、なんじゃこりゃあ!!!」


驚愕である。


スープを一口飲んでみるとそこには

豚骨とは別の世界が広がっていた。



あれ?あれれ???

これは・・・この味は・・・ええ???



あまりの驚きに顔に出てたんだろう。

大将が声をかけてきた。


大将「へへ、味が変わってっしょ?」

僕 「え?あ、はい。」

大将「へへ、色々入れとんの、豚骨だけじゃなくね、他の肉も。ミンチとかね。
   野菜とかもね、ちょっと香草入れたりね。香りがちがうっしょ。へへ。」

僕 「え?は、はあ・・・あの、とんこ・・・」

大将「ああ、最近はね、豚骨はね、あんまり入れてない。うん、へへ。」

・・・

・・



「へ、ヘらへらすんな~~~!!!

な~~~にやっとんじゃ!大将!!!

いいい入れてないって、なんじゃそりゃ!!!

あ、あんた、の、のぼり!豚骨ラーメン!!!

あんた、な、何屋さんだ!

こ、これ!豚骨ラーメンやなくて、もうほとんど

コン、コ、コンソメラーメンやないかい!!!」



驚天動地の大失望である。



早く気付くべきだった。

店に入ったときから、何だか別の香りがしていたことを。

大将の佇まいが明らかに洋風に偏っていたのだ。

大将はもうあのころの大将じゃないのだ。

おそらくもうあのラーメンは食べられないだろう。

だって、なにもかも変わってしまったのだから。



ねじりタオル、ぼろぼろのTシャツ、油膜のはっためがね。

深みのある豚骨スープ、そして僕の笑顔。

もう戻らないMemories


「なにやってんだよ、大将・・・

いや・・・何かあったんだね・・・

そうだよね?大将・・・」



その日のスープは別れの味がした。


もう僕は二度とあのラーメン屋へ行くことはないだろう。


さよなら・・・大将。



色々混ぜるとアラ不思議。コンソメスープの出来上がり。



次回

山場は終わったので、読んでも読まなくてもいい

【安定の味 まとめ編】

へつづく