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2017/02/25

出演情報 CV 「くろぶたどん」?!

昨日は、NHK鹿児島
地域特番72分スペシャル


「かごしまの宝 “食”が変われば ミライが変わる!」


のCVの収録でした★



僕が演じるのはオリジナルキャラクターの「くろぶたどん」!!!



(ぶたを演じたのは初めてw台本では「ぶた」の二文字で進行w)



NHKアナウンサーの内美登志さん扮する「カンパチ先生」と番組を盛り上げます!



内さんとの掛け合いの収録はとても楽しかったです★



鹿児島の食の未来について、語り合う72分!



放送は



3/3(金)19:30〜20:45
NHK総合(鹿児島県域)「かごしまの宝“食”が変われば ミライが変わる!」



鹿児島県域の皆様、ぜひご覧ください~★





2017/02/22

安定の味 まとめ編

【安定の味 2017 冬のおもひで 後編】

からの続き



というわけで、

まさかの【豚骨→コンソメ】の驚きの味を体験したわけですが、

ここで色々思うことが。



【安定の味 2017 冬のおもひで 前編】でも言ったのですが

普通に美味いってのは本当に大事ですね。


「普通に美味い」

「いつも同じ味」


う~ん、とても大事。

これって僕の仕事でもある「芸事」にも通ずるなと。



僕は幼少の頃から和太鼓をやっているのですが、

美しい撥さばきってやっぱり


「撥が同じところを通る。」

「同じところで止まる。」


これに尽きると思うんです。



何度も同じところを撥(または腕・身体)が通ることで

点の感覚から線の感覚になる。

線は面になるし、面ができれば球になる。

止まることが出来れば画になれる。

球(立体の動き)と画(立体の静止)が出来ればそれはもう無敵。



でもそれをなす為には、何度も何度も繰り返し稽古を積まなきゃいけない。

何度も繰り返して出来上がったものには理が宿ります。

この理がおいしい。美しい。

「いつも同じ味」ってのは「熟練の至高の味」なんです。



歌舞伎だったかな?


型が無いのは「かたなし」

型があってあえてはずすのが「かたはずし」

全ては型があってから。


みたいな粋な言葉を聞いたことがあります。(うろおぼえだけど)



もちろん挑戦や進化、創意工夫ってのはとても大事な事です。

これが無いと腐っちゃうからね。

あれと一緒ですよ、ぬかどこ。

毎日新しい空気を入れる。

いつも創意工夫を怠らない。

でもやっぱり型(基本)からはずれちゃ、もう何がなんだか。

ぬかどこにいきなり砂糖どばどばいれたら、ね?



ぬかどこって何の話よ。



「安定の味」

「いつもの味」ってのは



そんな風に「狭く」

しかし「深く」

そして「新鮮に」

造られるものだと思います。



ワンパターン大いに結構じゃないですか。

ワンパターンって事は、熟練度半端ないって事ですよ。



それを何があったか大将、理(おいしい)を捨ててからに。

ぷんぷんですよ。

あ~、美味しかったのになぁ・・・

あ~、熟練の味が食べたいぜ。



腰すえていこうぜ、大将。

「普通にうまい」を食わせてくれよ。



俺も腰すえて「いつもの味」を探すから。

毎日ぬかどこに手を入れるように。





ぬかどことかやったことねえけど。





安定の味シリーズ

おしまい





2017/02/17

安定の味 2017 冬のおもひで 後編

【安定の味 2017 冬のおもひで 前編】

からの続き



大将は大将さ!何も変わっちゃいなかった!

それをこのチャーハンが証明してる!

なーんて思ってたら問題のあれが目の前に。

そう。ラーメンだ。


「あ!・・・ない!赤いの・・・ない!」


そう、コチュジャンは入っていなかった。

僕はほっと胸を撫で下ろした。


やはりあの赤いのは、大将の一時の気の迷いだったのかもしれない。



「ちょっとやりたくなったんだよね、大将。

すごく流行ってるもんね。

でもね大将。そんなことしなくてもいいんだよ。

僕は大将の作るこの豚骨スープががが、な、なんじゃこりゃあ!!!」


驚愕である。


スープを一口飲んでみるとそこには

豚骨とは別の世界が広がっていた。



あれ?あれれ???

これは・・・この味は・・・ええ???



あまりの驚きに顔に出てたんだろう。

大将が声をかけてきた。


大将「へへ、味が変わってっしょ?」

僕 「え?あ、はい。」

大将「へへ、色々入れとんの、豚骨だけじゃなくね、他の肉も。ミンチとかね。
   野菜とかもね、ちょっと香草入れたりね。香りがちがうっしょ。へへ。」

僕 「え?は、はあ・・・あの、とんこ・・・」

大将「ああ、最近はね、豚骨はね、あんまり入れてない。うん、へへ。」

・・・

・・



「へ、ヘらへらすんな~~~!!!

な~~~にやっとんじゃ!大将!!!

いいい入れてないって、なんじゃそりゃ!!!

あ、あんた、の、のぼり!豚骨ラーメン!!!

あんた、な、何屋さんだ!

こ、これ!豚骨ラーメンやなくて、もうほとんど

コン、コ、コンソメラーメンやないかい!!!」



驚天動地の大失望である。



早く気付くべきだった。

店に入ったときから、何だか別の香りがしていたことを。

大将の佇まいが明らかに洋風に偏っていたのだ。

大将はもうあのころの大将じゃないのだ。

おそらくもうあのラーメンは食べられないだろう。

だって、なにもかも変わってしまったのだから。



ねじりタオル、ぼろぼろのTシャツ、油膜のはっためがね。

深みのある豚骨スープ、そして僕の笑顔。

もう戻らないMemories


「なにやってんだよ、大将・・・

いや・・・何かあったんだね・・・

そうだよね?大将・・・」



その日のスープは別れの味がした。


もう僕は二度とあのラーメン屋へ行くことはないだろう。


さよなら・・・大将。



色々混ぜるとアラ不思議。コンソメスープの出来上がり。



次回

山場は終わったので、読んでも読まなくてもいい

【安定の味 まとめ編】

へつづく






2017/02/16

安定の味 2017 冬のおもひで 前編

【安定の味 2016 夏のおもひで編】

からの続き



あの夏のコチュジャン事件からしばらく、

そのラーメン屋の、のれんをくぐる事はなかったのだが

先日ふと気になって行く事にした。

何だかんだでやはり、普通に美味しかったあの味が忘れられないのだ。

そう、あの赤いのさえ乗ってなければ・・・

店前について少しのためらい。

のれんをくぐり引き戸をあけると・・・


驚きである。


どうしたことか、大将、黒の料理服、コックコートを着ている。

そう、ちょとオシャンなやつである。


「何やってんだ!!大将!!!」


しかも黒のキャップまでかぶってる。

そう、ちょっとスタイリッシュにみえる。
(クレープ屋とかの店員がやってそうな、いでたちよ。)


「なにしてんのさ!いいんだよ!ぼろぼろのTシャツで!

キャップじゃ汗ふけないっしょ!ねじりタオルでいいんだよ!大将!

これは、もう、がっかりだ!」


これが     →→→   こうですよ
※画像はイメージです※

店に入るなり、こんなに残念な気持ちになったのは初めてだ。

まだ席にも着いていないのに。

でも店に入ったからには注文せざるを得ない。

服装で味は語れない。

気を取り直してチャーハンセットを注文。


ここで気付いたのだが、なんとなく店内が綺麗になってる・・・


おい・・・あんなに乱雑にカウンターに置いてあった

なんかの汁を吸い込んでギトギトの

いつのか分からない新聞はどこいった!


「ああ、大将、客いないとき、いつもここに居るな」

ってスペースまで綺麗になっている。


大将め、、、何があった。


先にチャーハンが出てくる。


言い忘れてたけど、ここのチャーハンもなかなかの味なのだ。

おぉ、これこれ!チャーハンの味は変わっていない。

うん、普通にうまい。

そうだよ。これだよ。

僕が大将に求めているのは、この「普通にうまい」なのだ。

大事なことだよ?この「普通にうまい」ってのは。


なんだか、すこし、安心した。


「大将ごめん。俺、ちょっと驚いちゃったんだよ。

だって、大将がなんか変わった気がして。

でもこの味なら大丈夫。

大将は少しも変わってなんかいなかった。

着る服が変わっても大将は大将さ。」


なんて少しニヤついて食べてたと思う。

そこへ出てきたのだ。


驚愕のあれが!


次回、驚愕の


【安定の味 2017 冬のおもひで 後編】


へつづく





2017/02/15

安定の味 2016 夏のおもひで編

近所にラーメン屋がある。

なかなか趣のあると言うか、ごにょごにょな店構えで

頭にタオルのはちまき、ぼろぼろのTシャツ、こってり油膜のはっためがね。

そんな大将がひとりでのんびりと切り盛りしている。

お客もそこそこ、常連客がついているみたい。

ながい事営業しているのだろう。

味もなかなか美味いとんこつラーメンを出していた。



そう。

出していた。

過去形なのだ。



味もなかなか良いし近所と言うことで、

2・3年前からときどき行っていたのだが、

昨年、何を血迷ったのか大将のやつ、

何の前触れもなく、何の説明もなく

とんこつラーメンの真ん中に赤いものを乗っけてきた。



「え?なんじゃこりゃ???」



一瞬とまどったが、よくみるとなんのこたない

コチュジャンである。

「え~~~・・・うそ~~ん」である。

一応混ぜずにスープを飲んでみる。

スープは変わってない。

しぶしぶ混ぜて飲んでみる(入れ方もボチャン!って感じでもう取り返しがつかない)

「お、こ、これは、、、まずい!」である。

そりゃそうだ。

今までコチュジャンを入れるなんてしてなかったのだ。

それで味が安定していたのだ。



「な~にやってんだ!大将!」



と僕は心の中で叫びましたよ。

おおかた、某大手ラーメンチェーンの真似をしたのだろう。


これはイメージ図ね


同じとんこつだからいけるっしょ。ってか?



なめるな大将!!!



それが2016夏の話。

Summer memories 2016 おういぇい。



それ以来僕はそのラーメン屋に行っていなかった。

そして事件は今年、2017年冬に起こった。



【安定の味 2017 冬のおもひで 前編】

へつづく